おやつの時間になった。
バナナを何本か頂いたね。
あれにしましょう♪
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何年か前のある日。
ミヤさんと家に二人でいると、
3時になった。
ミヤさんは、私の祖母。
高齢で歯がない。
おやつの時間♪
何か二人で、おやつを食べたい。
けれど、そういうときに限って、
パン、アイス、ちょっとしたおやつっぽいのが
ちょうどなんにもなかった。
でも、二人でおやつの時間を過ごしたい!
バナナが一本だけある。。。
彼女が嫌いなものベスト3に入る、バナナ。
ミヤさんは、生のバナナしか口にしたことがない。
それで嫌いになっている。
ミヤさんは、メロンも苦手。
もしかしたら、生で、なんかモソモソした、のどにひっかかる系
が苦手なだけなのかもしれない。
彼女の好きなものは、エビフライ。
これは、何本も食べる。
揚げものは、好き。
ナマのモソモソは苦手。。。。
そうだ!!
バナナを揚げてしまおう!
そこで、
一本のバナナをどう二人で、均等に食べることができるか考えた。
包丁で、一本のバナナをまず、半分。
そして、一人が6口くらい、フォークで運ぶことができればいい。
♪
ただ、油に入れたら、そのまま、べちゃべちゃになってしまいそう。
!!
そういえば、くず粉が残っていた。
これを衣にしちゃおう。
フライパンに油を引いて、
半分揚げる感じで焼いて。
ちょっと水を足して、
ふたをして。
目玉焼きの容量に似ている。
すぐに火が通って、透き通って、
ファワァ~ッ、ふぁ~な感じのバナナおやつができた!!
そこにメープルシロップとシナモンを。
「これ、おいしいね~。」
ミヤさんは、大喜び♪
よかったぁ~。
おいしい時間。
おやつの時間は、大切な時間。
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ミヤさんのおかげで、
私のお気に入りおやつ。
バナナ揚げ。
フリッターみたいな衣ではないけれど、
葛の透明感がいい。
今回は、水を多く入れすぎたから、
ふにゃふにゃになっちゃった。
これ、トーストにのせてもいいかもね。
二人で一本が、ちょうどいい量かもね。
ミヤさん、ありがとうね!!