2013/1/1 11:49 in NZ 1930年代にイギリス人がわざわざイギリスにもどって、種を持ってきて、 車を運転しながら、道沿いにまいたという、ムラサキのお花がいっぱい。 |
ミルキーブルー |
テカポ湖を出発して、
トイレ休憩です。
ちょうど列に並んでいると、目に入ります。
”このトイレは地域団体の資金により運営されております。
皆様からのご寄付を心より感謝いたします。”
5カ国語で表示してありました。
”このトイレは地域団体の資金により運営されております。
皆様からのご寄付を心より感謝いたします。”
5カ国語で表示してありました。
あんまり使わない10セントを一つ箱に入れてみました。
チャリン!
足元で音がしました。
?
箱の底は、底がなかったのです。
私の後ろに並んでいた日本人の方がいいました。
「良心を試されたんですね。」
私は、少し複雑な気持ちになりました。
「これは、きっとニュージーランドのギャグかもね!」
としか言えませんでした。
本当にお金で困った人が、こっそり空けたのかもしれません。
わたしにはよくわかりません。
でも、トイレに並んでいる人たちが、
なんだかにこやかな雰囲気になったので、まぁ、よかったです。
私には不思議な箱だったので、写真を撮ってみました。
それから、マウントクックへ!!
強風と雨とで、全く見えませんでした!
ガイドのこずえさんは言います。
「マウントクックを見るには、強運が必要とも言われています。」
こうして、バスの椅子に座っている私は、幸せだわ~。
こういう雨だから、雨の日の川を
よく見ることができました。
それにしても、川に全くの壁がないです。
クライストチャーチからずっと、
いくつもの橋を渡ってきました。
どの川も、
自然のそのままの川。
山からの水の流れが川になっています。
川と陸の堺は、ゴロゴロと石があって、
いろんな大きさがあって、
自然に緑になっています。
水は、とっても自然な動きをしています。
あぁ~、自然本来のそのものを見ていると、
雨の中も自然に受け入れられる。
はぁ~。
さっ、ここでランチです。
ハーミテージホテルに着きました。
山の中のホテルのカフェ。
きっと、冬山の好きな人には、
素晴らしい場所でしょう。
食べながら、ずっと不思議だった、
ガラスにある、顔。
10センチ四方くらいの大きさで
誰か、男の人の顔だけが、ずっと
横に並んでいます。
さりげなく。
若いのかな?お年寄りには見えないし。
2013/1/1 13:56 at the Hermitage Hotel in Mt.Cook |
あの、ガラス窓にある顔は誰なのか?
ずっと疑問に思っていました。
下の階へ行ってみました。
ニュージーランドの5ドル紙幣の顔になっている人の
紹介があったり、
当時の飛行機が天井からぶら下がっていたり。
そうでした。あの5ドル札の人が
ガラス窓の顔の人でした。
まだまだ時間があるなぁ~と
お土産屋さんを見ていたら、
「クウィーンズタウンへ行かれるTomokoさんは、いますか~?」
はい、私です。
「もう、20分も過ぎてますよ!」
????
ここからは、ガイドさんが変わります。
私は、バスを降りる前に自分でメモしていました。
14:20 と黒のインクで書いたあと、赤で大きくまるをしています。
そして今は!
14:40です。
あぁ~、一体、私は何を勘違いしてしまったのでしょう。
確かにクライストチャーチへ戻る人のバスの集合時間は、
13:45だった。
私は、その「45」がなぜか頭にしっかり焼きついていました。。
大雨のなか、バスに乗せてもらいました。
ここに来るときとは今度は、乗っている人が一変。
日本人はあまりいません。
白人の方が大半。
韓国の人もいました。
途中、休憩のときに立ち寄ったお店にアイスがありました。
早速、注文!
シングルお願いします。
ここは、ニュージーランドでした。
乳製品の消費量が世界第2位の国です。
コーンカップにカシャカシャとアイスをすくう丸いもので、
3回。
3回、アイスが盛られました。
私は、日本人ガイドのえりこさんの席へいきました。
「先ほどは、すみませんでした。」
「いいんですよ。
ちょうどよかったです。
Tomokoさんに聞こうと思っていたことがあったから。」
2013/1/1 in Omarama |
購入したばかりのアイスをえりこさんに持ってもらい、
私は、今夜の宿の住所と地図をごそごそカバンの中を探しました。
私は、てっきりクウィーンズタウンの一箇所で
バスを降りるものだと思っていました。
ですが、
バスに乗っている人のそれぞれの宿に
できる限り、停車していくのです。
クライストチャーチからずっとバスの運転をしている
ジョンにも謝りました。
さっきは、ごめんなさいと。
そうしたら、最初は、ちょっぴり怖い顔を見せ、
そのあと、とっても素敵な笑顔で応えてくださったので、
嬉しかったです。
そして、アイス。
とても、美味しかったです♪
本当に美味しかったです。
私は、パッションフルーツ味が美味しそうだったので、
それを食べました。
フルーツ屋さんにも立ち寄ったり。
ドライフルーツがたくさん売っていました。
生のフルーツもたくさん♪
私は、リンゴのドライがとても美味しく感じました。
バスに戻る時は、私は、一番先に戻りました。
通路側で窓側の方を待っていました。
そして、彼女は窓側へどうぞとおっしゃってくださったので、
私は、窓側の席に座りました。
お隣の席は、白人女性のご年配の方。
何か購入されたか伺ってみると、
りんごを何個か買ったとのこと。
こういうお店に来ると、
アジア人と西洋人の行動が
全く違うなぁ~、と思いました。
ホテル滞在が多い日本人は、
乾物系コーナーにいましたが、
のんびり滞在型の彼らは、
生のフルーツコーナーにいました。
このマウントクックからクウィーンズタウンへ行くバスの中でも、
えりこさんとジョンが日本語と英語で交互の
ガイドをしています。
ゴールドラッシュ時には、
中国から働く人を連れてきたとか。
朝晩寒く、日中も気温が上がらず、
日が当たらず、
とても過酷な環境の中、
金は、中国の方々によって、採掘されていたそうです。
ニュージーランドは、バンジージャンプ発祥の国。
その世界で一番最初に始まった、川を通りながら、
橋を見ることができました。
ほんの一瞬見えました。
その橋の写真を撮って、
お隣の方にお見せしてみました。
私は、絶対やらない!みたいな渋々した顔を見せ、
笑っていました。
"Bungy!!" The first time in the world!! It's there!! 2013/1/1 18:18 in Queenstown |
このクウィーンズタウンだったのね~、
バンジージャンプ。
ずっと以前に仕事でご一緒した方が、
ニュージーランドに1年留学したという人がいたっけ?
その人がたしか~、バンジーの話をしていたような?
「わたしは、やらなかったわよ~」
なんて話していたっけね~。
もう、18年くらい前の話になるのね~
その方は、スキーが好きだから、ニュージーランドへ行ったと
話していたな~。
「日本は山の一部だけを滑るけど、
ニュージーランドでは、山を何個も何個も
次から次へと山をずっと滑っていられるし、
人も全然いないから、いいよ~」
彼女には、仕事中に英語の基本的なことも教わっていた。
「G」と「Z」の発音の違い。
”Tuesday”のいろんな発音の違い。
そういえば、その頃、
よく一緒に遊んでいた友人も
ニュージーランドへワーキングホリデーに行っていたなぁ。
2人とも、同じこと言っていたなぁ。
「ニュージーランドは、いいよ~。」
あれから、約20年。
やっと私は、この国へ来ました。
この1年にニュージーランドへ導くことが重なって、
こうして、今、元旦に。
それも、あの頃は、
まったく英語が聞き取れなかったけど、
今は、トラベル会話が何不自由なく、
こうして、一人で楽しんでいる、私がここにいる。
バスの中からの景色を眺めながら、
ガイドさんの話を聞きながら、
いろんな感情が、
いろんな思いが胸の中にありました。
「B&Bへ行かれる方~!」
は~い。
「このバスはこの道は入れないので、ここで降りてください。
ここを行って、右に行くと、ありますよ」
バスに乗っているほとんどの人は、町の中心地で降りるのです。
ですが、私は、ここで一晩だけ泊まれればよいのです。
私が日本から探した宿で、町の中心地は、
とても、とても値段が張りました。
それで、安めの宿を探していたら、
たまたまB&Bでした。
よ~し、憧れだった、B&B。
泊まっちゃおう!
クライストチャーチと明日泊まるオークランドの宿は、
バス、トイレが共同。
ここは、リゾート地。
バス、トイレが自分の部屋にあっても、いいでしょう。
町の中心地よりは、お手頃な金額でした。
45度くらいあるでしょうか。
結構急な坂を歩いていたら、
歩道にお花がありました。
こういうときのお花には、本当に心がほっとします。
2013/1/1 18:50 in Queenstown |
右に曲がりました。
このあたりは、普通の住宅街のようです。
通る人すべて、
"Hello"
と声をかけてくれました。
わたしも元気に応えました。
そうして、途中、地図を見てキョロキョロしていたら、
この辺りに住んでいる人でしょうか?
声をかけてくれました。
「そこなら、この先を曲がって、2つ目の建物よ。
彼女、とっても素敵な人よ。」
「ありがとう。」
そうして、Googlemap(グーグルマップ)で見ていたものと
同じ景色がありました。
でも、様子が変です。
人の気配がないです。
ドアに封筒が挟まっていました。
わたし宛です。
中を開けて読んでみると、
用があるから、
出かけます。
ドアを開ける番号は、何番です。
部屋は、どこどこです。
と手紙がありました。
ドアが開きました。
びっくりです。
素晴らしい、景観です。
リビングも素晴らしい。
窓からの景色も素晴らしい。
私の今晩泊まる部屋も素晴らしい。
誰もいなかったので、
写真をいろんな角度でたくさん撮りました。
うわぁ~、なんて、素晴らしい!
シャンプーもトリートメントもあります。
それも、マヌカハニーのものです。
紅茶に、ハーブティーも、ポットも。
たくさん
自分の泊まる部屋にありました。
お湯を沸かして、お茶を入れようかな?
と思ったころ、
声がしました。
まるで、マーサスチュアートのような、
やわらかい雰囲気の方がドアのところにいました。
私は、感動していたので、
ここに泊まることができる喜びと、
この景色の素晴らしさに、
この部屋が素敵なこと、
いろんなことをお伝えしました。
「今日は、曇ってこんなだけれど、
晴れた日には、もっと素晴らしいのよ。」
えっ?
この景色よりもっと?
「ええ、spectacular(スペック タッキュラ)!」
この言葉から、本当にすごいんだと思いました。
2013/1/1 19:02 in Queenstown |
スペクタキュラは、
「うわぁっ、と目を見張る」そんな感覚がある感じが私はします。
日本語だと、どんな表現になるのかな。
今日は、曇っていても、
太陽の光が山や湖にあたり、輝きが増す。
辞書をみると、
壮観な、劇的な、そんな意味があるようです。
日本では、今日は餅を食べる日だと話していたら、
おいしい日本食料理屋さんがあるから、
そこに行きなさいと彼女は言います。
そこのお店の名刺サイズカードをいただきました。
なんと!
「光」
お店の名前はヒカリでした。
この漢字の意味は、光なんですよ!
と言っても、あっ、そうみたいな反応。
でも、私には、とても嬉しかった。
元旦に光!
地図を見ながら、場所をしっかり教えてもらいました。
ここからは、歩いて、20~30分くらいだそうです。
じゃっ、行ってきま~す!
雨が降っていても、
傘をさして歩いている人は、日本人と、
あとどこの国かな?
ほとんどみな、そのままスタスタと歩いています。
マックもあります。
スターバックスの文字もありました。
ここは、ずいぶんと都会的です。
若者がたくさんいます。
お酒屋さんもあちらこちらにありました。
10代や20代の時にここで、
のびのび楽しむのもいいものね~
この国に来て、思ったこと。
お金があるから、楽しめるという発想は、日本人。
お金がないから、楽しめないというのも、日本人。
お金をかけずにどこまで楽しめることができるのか?
そんなお金がないのは、当たり前。
だったらどこまで、楽しむことができるかの挑戦を
日々の生活で実践する。
西洋の人は、そういう感覚があるのかも。
西洋の人は、そういう感覚があるのかも。
それだからこそ、大自然の中での遊び方が
上手なのかもしれない。
そんなふうに私は思いました。
お店には、ちょうど、一席空いていました。
これをお願いします。
と注文すると、
「それは、20分かかるけど。」
じゃぁ、こっち。
「それは、おすすめできないわ。」
じゃぁ、これ。
「それなら、ok!」
とってもかわいいウェイトレスの方が言います。
私は、名前で決めました。
”レインボーロール”
それにしても、ここで生まれ育ったら、日本語も
全くわからないのも当然かも。
レインボーロール、とてもおいしかったです。
マグロにエビ、アボガド、イカ、カニカマ。
太巻きの海苔の代わりにそれらがご飯の外に巻かれています。
ご飯の中にも、アボガド。
ガリをおかわりしました。
ぜんぶ、美味しかったです。
会計時に判明。
このお店の店員さんは、韓国の方々でした~。
そして、また歩いて。
家についた感覚って、
こうゆう喜びなのかな?
リビングは、一変。
とても、また美しくなっていました。
ありがとう、クウィーンズタウン!
明日は、オークランド!
2013/1/1 21:35 in Queenstown |