いとこが福岡市に引越す?
それも私が福岡に行く時にはもう、住んでいる?
そんな話を両親から聞いたのが5月。
じゃぁ、会いに行こうっと言ったら、
だめだ、ダメだの大反対。
??
ここが私が避けなきゃいけないところ。
きちんと、どうしてなのか、
本人の意見ではないでしょ?
私の気持ちはいとこには全く伝えていない。
そんなモヤモヤが茅ヶ崎へ帰るという前の日の夜に
いとこに連絡をやっぱりとらなきゃと
思いが強くなりました。
もし、万が一会えたら、静香さんと一緒に会ってもいいよね?
いろんなことが頭をめぐり、
でも、やっと連絡先がわかったのが、
夜の12時。
叔母からのメールには
「ぜひ連絡をしてあげて下さい(^^)V」 って。
私が叔母に連絡したのが夜の11時頃だったのだから、
無理もないよね。。
でも、その12時頃は私は、寝てしまっていて、
気づいたのは、2時過ぎ。
ここでメールをしたところで、わからないよね。。
とにかく、朝に電話をしてみよう。
以前、茅ヶ崎の家に突然、一本の電話があって、これから訪ねます。
という遠い北海道の親戚の人が来たことがあった。
初めて会った人で、私は、とても嬉しかったので、
そんな記憶とも重ねていたのかも。
2014/6/28 7:06 今日もフルーツとサラダ そして、ご飯と納豆、みそ汁。 |
いとこの住所は、
私の泊っている最寄駅から
2つ先の駅から徒歩で15分のところだって。
だけど、御主人さまもまだ寝ているし、
前もって連絡してくれればねぇ。。。
そうよね。。
でも、電話でいろんな話ができました。
私の年賀状に描いてあった連絡先に連絡したかったけど、
つわりがひどかった時期だったとか、
福岡の土地の特色とか、
いつごろ赤ちゃんが生まれるとか。
今、元気になって、連絡しようとしたけど、
その年賀状が引越の荷物で、
段ボールに入ってて、どうしようと思ってたとか。
今度は、赤ちゃんを連れて、
茅ヶ崎に行くから、その時に会えるかな?
会えたらいいね!
またね!
人生、無駄なことはひとつもないというし。
静香さんにも連絡しなきゃ。
帰りの便までフリーになったってことを。
私をどうしても連れて行きたい場所がある?
じゃぁということで、
お互いの中間地点、
大濠公園のスタバで待ち合わせすることに。
2014/6/28 9:14 大濠公園 スタート地点! |
!!
看板にありました。
すぐ近くに福岡市美術館。
その時間までたくさんあるから、
美術館に行ってみようっと。
行ってみよう。美術館に。
日展?
入り口の雰囲気が
オレンジ色のタイルの作りが、
茅ヶ崎の文化会館に似ていると思いました。
福岡市美術館でやっていた。 |
今度は普通に支払いました。
入り口から入って、右側が絵画。
左側が彫刻が並んでいる部屋。
あのぉ、どうやって順番を見たらいいんですか?
「彫刻が好きな方は、彫刻から、
絵画が好きな方は絵画から見てますよ。
手前が日本画で、奥が洋画です。」
私は、日展というのを初めて見ました。
とにかく、一枚の絵が大きいのです。
遠くから眺めたいのですが、
そうすると、他の絵を見ている人の邪魔になってしまう。
自分が気に入った絵の描いた、
人の名前と作品名をメモしていきました。
日本画は、金箔を使ったり、油絵のような凹凸感を出していたり、
表現方法が深いみたいです。
途中から、「特選」という言葉のついた絵のコーナーがありました。
大迫力のタコが目を引きました。
カニを捕まえているところです。
吸盤もボコボコしていて、大迫力!
タイトルに私は驚きました。
”業”
かっこいいですね~!
タコとカニじゃぁ、ないんです。
他には、カメが何匹も力強く海の中を泳いでいる姿の絵がありました。
その絵のタイトルは、”記憶 -彼方へ ”
この絵を描いた、このタイトルをつけた方にお会いしたいと思いました。
絵とタイトルの関係にこんなにも驚いたのは初めてです。
さて、のんびりしていたら、
静香さんが外で待っていると連絡が入りました。
出口のところで、
はがきの絵が売られています。
何枚か購入しました。
私は、”日展” というのが、
どういう趣旨のものなのか全く知らなかったので、
売店の方に聞いてみました。
あのぉ、”日展”てなんですか?
「日展は、日本で活躍している人の作品を展示しています。
東京から始まって、ここ福岡が最後の展示なんですよ。」
そうだったんですねぇ~。
さっ、静香さんが待ってる。
行かなきゃ。
また、こういうときにトイレに行きたくなってしまいました。
「浄化ね。」
確かに。
私は、昨日から一人で、トイレを見つけては、入っています。
静香さんが福岡に越してきてから、
いつか私が福岡に来た時に、連れて行きたいと思っていた場所に
これから行くと言っています。
「でもいとこさんに連絡して、正解だったのよ。
これで、何もしないで茅ヶ崎に帰ったら、
悔んだでしょう。
いとこさんも後で知って、なんで?ってことになるかもしれないし。
昨日は、じゃぁねぇ~って軽い挨拶だけだったし。
まっ、Tomokoちゃんを今日は、お連れすることができて、
嬉しいわ!」
今朝電話で話をした、いとこの住む町も車で通りました。
「おかしいわねぇ、今日は晴れる予定はなかったんだけど。
Tomokoちゃん、本当に運がいいわねぇ~」
それまでくもり空でしたが、
そう、目的の場所に着いた時には、
太陽がはっきりと顔を出し、
とてもお天気になったのです。
2014/6/28 11:41 小戸(おど) あれは、のこのしま。 |
なんだかね、
ほっ、とする場所です。
あれ、静香さんがいないと思ってキョロキョロしていたら、
蝶々がヒラヒラ~。
どこに行くのかなぁ~と見た目線の先に、
静香さんは、一人で、浜辺で貝拾いをしていました。
海の向こうは、"のこのしま" という島です。
海に来たのは、久しぶり。
海から歩いて15分のところに住んでいながら、
めっきり海に行っていなかった。
今は、博多湾にいる。
2014/6/28 11:37 |
ずぅ~っとね、
さっきから、おおきな蝶々が私たちの近くに
いるのよね~
それも、大きな黒で青の色!
とてもゆったりした時間を過ごしました。
2014/6/28 11:45 小戸公園 |
2014/6/28 11:49 あそこの水色の子が気になった。 |
「面白いわね~。日展てなんですかって
質問してるTomokoちゃんが絵を描こうっていうんだから。」
(笑)
さぁ、これからです。
私は。
一人暮らしの終盤を迎えたころ、
夢を見つけ、
両親とまた暮らすことになった。
そんな人生の大きな区切り、この節目に
静香さんに会えるのは
今だと思った。
そして、九州の土地にちょっとだけ、
ほんの少しだけ、お世話になった。
帰りの
福岡空港に行く地下鉄の中づりでみたキャッチコピーです。
”続くコツは、聴くことです。 耳をすますこと。”
(ウォーキングBGM配信中 九州交響楽団)
そうだよね。
まずは、自分の意見に耳をすまそう。
人がなんと言おうと、
まずは、自分の感じたことに耳をすまそう!
それから、その凪(なぎ)になったところで、
少しずつ風を入れて、
いつ船を出すのか、出さないのか、
その光景を眺めよう!
すばらしい九州の旅だった。
2014/6/28 14:07 福岡空港出発!
そして、帰りがさらに驚きました。
羽田空港に着き、
扉が閉まる直前のモノレールに滑り込み、
とても景色のよい席に座れ、
そのまま浜松町ですぐに東京駅方面への電車に乗ることができ、
東京駅始発の東海道線には、一番先に発車の電車で空席を見つけ、
あっという間に茅ヶ崎に着いてしまいました。
|
会社の方々、ありがとう。
あちらこちらで、
私に対応して下さった福岡の方々、
ありがとう。
そして、静香さん
会えてよかった。
みんな、ありがとうね~!!