水際のカモ

The Duck playing at the waters edge
2015/07/12 できました♪
カモです。

こんにちは。


カモです。

5月の末から描き始めて、7月の半ばで出来ました。

カモの足元に水がある、そういうのを想像して描きました。



~1回目~


先生がカモの足元に布を置いています。


「布も一緒にどう?」

これもチャレンジです。


カモだけでも描くのに充分ですが、布も存在感あります。


「Tomokoさんの好きな角度で自由にどうぞ。」


はい♪


布の青と白の縞模様は水際を連想させました。


!!



そうだ、先生、この布を水に見立てて、
水際にいるカモを描きます♪

先生も一緒に布のセッティングを手伝って下さいました。



1回目
2015/5/24

「今のところ、ちょっと痩せてる感じ?ちょっとゲッソリしてみえる。」
「柔軟に観察してください。」




~2回目~

2015/6/7  14:06  in Hiratsuka

2回目2015/6/7

一度、顔を消して、描き直しました。

まずは足元をしっかり描こうと、足にエネルギーを注ぎました。


「ここから先は、全体のバランス。」
「色の明暗を考えて。」


2015/6/7 18:14 in Hiratsuka


~3回目~


3回目
2015/6/14

この3回目になって、布に初めて意識を向けました。

「全体のバランスを考えて」



~4回目~


2015/6/21 13:46 in Chigasaki


「今、描いていないところに手を入れて、
つながりを見ながらやっていったらいいと思います。」

「向かって右側の足がぶらんと下がっているように見えるけど?」


先生は、するどいです。

そうねぇ。。
気持ちの入れ方が、全然違っていました。


その差は、向かって左側の足に比べたら10分の1くらいの意識でした。


4回目
2015/6/21


~5回目~


この5回目から鉛筆の種類を増やしてみました。

5回目
2015/6/27


「描いてないところと描いてあるところの差があるからリズム感があるけど、
描きこんだときに、呼吸の感じがどう、伝わっていくのか、楽しみです。」


私も鉛筆の濃さを全種類揃えたので、
いろんなところを新しい鉛筆で描いてみて、
とても楽しく描けました。


~6回目~

6回目
2015/7/5


目を入れてみました。


「下の布までよくばって、描いてるわけだから、
大変なのではないでしょうか?

そう、カモの下の布は、カモの足にかかっている水。

水がパシャ~ッとカモの足にかかって、
カモは気持ちがいい場面なのです。
布も妥協できません。

「もうちょっと大きい画面にね、描いてもやりやすかったかな。」


6回目
2015/7/5

そう、布をもっと手前から入れたかったけどね、カモがメインなのです。

「色はいいじゃないでしょうか。Tomokoさんらしいです。」




~7回目~

7回目で完成。
水が気持ちいいよ。

ほんのちょっと、10分くらい手を入れて、すぐ終わらせるはずが。。

2時間以上手を入れました(笑)



布の左上の方が全くといいほど、一回目くらいから手を入れていなかった箇所。


一度、先生に見てもらいました。

どうでしょうか?

「あれ?薄くしたの?なんか、逃げてる気がする。

それは、布の向こう側。
手前の布は、はっきり描いていましたが、
カモのおしりの方にある布は少し色を薄くしてみました。

「そういう方法もあるかもしれないけど、
右側の手前部分の布が描けているから、
左上の方も怖がらないで、描いて大丈夫だと思う。」


そう、私は、怖がっていました。
布にエネルギーを注いだら、布が目立っちゃうと思って、
薄くしていました。


こういう場合の時は、と先生は、
いろんなテクニックを教えて下さいました。

そう、しっかり描こうっと。
怖がらずに。



先生もそこだけこんな風にこうして、あと2分くらいやれば

いいんじゃない?

そこを少しだけと思っていたら、、。

そう、それから10分、20分、30分と次々に気になるところが現れます。


最後にくちばしの先と目も。

お顔も全体を最終調整。

胸のところも色を確認。


もう一度、布の全体をチェックして。

まっ、いっか。

先生~。もう、これでいいでしょうか?


「Tomokoさんがいいって言うなら、いいんじゃない?」


「じゃ、スプレーかけましょうか?」


仕上げに紙に先生がスプレーをかけて下さいました。



2015/7/12


この数日、私がなんとなく頭の中で思っていたこと。

それは、

その昔、小学校3年生の時の担任の先生の言葉。

「何もしないで怒られるより、やり過ぎて怒られた方がいいんだぞ。」


そして、デッサン塾に行く前に見ていたもの。

私が最近はまっている、リアリティー番組。
”キーピング アップ ウィズ ザ カーダシアンズ”
パソコンで毎日見ているその内容で、気になることがまた、似ていました。

ある日、登場人物の一人、キムがプリンスのコンサートで踊ってと言われ、
全く踊らなかった。
それで、ステージから降ろされた。

そのキムは、何もしないで、結局、いろいろ世間から言われたけど、
ちょっとでもどんなダンスでも、してさえすれば、どんな評価であれ、
中には、あれ、よかったよと高評価につながったかも知れない。


ヘラヘラ~と時間を過ごして、
あとからあれこれ聞きたくないことを言われるのなら、
言われることの言葉は耳に心地よいほうがいい。

同じ時間を過ごすなら、とにかくやってみる。
それから、結果はついてくるんだよね。


同じ恥じをかくなら、
やらないで恥じをかくより、
やって恥じをかくほうがいい。


私なりに思いながら、茅ヶ崎駅まで歩いていました。


そして、
その思った2時間後。
先生に同じことを言われました。

「逃げてる気がする。」


私も、まだ満足はしていないけど、
ここでやめちゃおうかなぁ~
と布を描くのをあきらめた気持ちが
絵からそのまま先生には伝わっていた。


そう、恥じることは何もない。

とにかくやってみよう!

恐れずに、進んでいこう。