誕生日に伊勢神宮

Ise Jingu
2015/10/12 9:31  内宮
さて、今年の10月の誕生日の日は、なんと!

伊勢神宮の内宮にいました。

前日は、外宮。その日は父の誕生日です。


夏のある日に、一緒に両親と食事をしていた時のこと。

「あれ?行ったことなかったっけ?」と聞かれ、
一緒に行く計画の一員となりました。

けれども、両親は、日曜日と月曜日を続けて行きたい。
私は、月曜日は仕事をお休みにしたくない。

そういう条件で9月か10月にしましょうと
結局、10月の月曜日が祝日のところで日程が決まりました。
それが、たまたまお互いの誕生日の日に重なったのです。

なんと、ラッキーなのでしょう!!

旅行会社の人は、しおりをくれなかったと父は言います。
私は、そのしおりを作ることにして、
なぜか旅行2週間前に入院をした父を励ますことにしました。

そうだよ、こういうのが欲しかったんだよ~。

何度も父の口から聞いていた、
きしめんのお店情報も載せました。

「まず、名古屋に着いたら、”スミヨシ” だ。
”スミヨシ” はホームにある。
字は”住よし” だ。暴力団じゃないぞ~」
(^^;)

父は、いつだったかテレビで見て、
とてもよく覚えていたのでした。
ずっと、行きたいと思っていました。

この”住よし” を絶対にしおりに入れなければ。
入院中の父の励みの一つになるでしょう。
”住よし” の情報があれば。

調べました。どうやら下りホームにあって、
サラリーマンのおじさんが
並ぶのかな??

どなたかのブログにあった、
”住よし” の写真を拝借しました。

一緒に伊勢神宮へ行けますように。
無事、旅行の一週間前に退院できました。

母は、外宮からバスで10分で鳥羽につくと勘違いしていた。
なので一緒に地図もつけたが、、
理解してもらえたのは、旅行当日
だった。。

よかった、よかった。


旅行日の初日。

そう、父は雨おとこです。
朝は雨が降っていました。

名古屋も降っているらしい。

女性も男性もたくさん並んでいました。
私は、”住よし” で山菜。
かつおぶしがたっぷり!!

”住よし” で食べて、目標を一つクリアしたね!

このときには、もう、小田原駅でおにぎりを一人2個食べたことは
すっかり忘れていました。

母は、人生初の立ち食いそばを経験し
「全部、食べれたね~」と笑顔でした。

伊勢神宮の外宮に着いた時には、雨は上がっていました。

まず、赤福でお茶することになりました。

一人3個の予定が、父が残したので、私は4個。
美味しいものも、数が多いと違うありがたみがなくなってしまう感じです。
でも、とてもおいしかった。
私があんこのおまんじゅうでこんなに美味しいものがあるなんてと、
ずっと前にお土産で頂いた時に大感動したものでした。







2015/10/11 12:17 外宮
大きな木がお出迎え


雨上がりの空気感とすがすがしさと、
とても新鮮な空気です。


2015/10/11 12:20 外宮の参道

2015/10/11 12:20 外宮の参道の木々

鳥居をくぐる度に空気が変わると、父も言っていました。

そして、メインの場所へ。


2015/10/11 12:25
見えてきました。
あの場所が、外宮の正宮です。


2015/10/11 12:26 外宮

2015/10/11 12:28 外宮の正宮

2015/10/11 12:37  外宮 木の間から。なんか神秘的に見えた。
母もここから見るのもいいねぇと写真を撮っていました。

意外とあっさりしていました。
本物はシンプルなものなのかな。

2015/10/11 12:43
ここが、私が一番興味があった場所。別宮の多賀宮。

2015/10/11 12:44 多賀宮の木

2015/10/11 12:45 多賀宮

2015/10/11 12:48 多賀宮

土の宮、風の宮と周り、もう一度カメの場所へ。


2015/10/11 13:03 外宮のカメ

2015/10/11 14:14
また食べる。遅いランチ
私と母はセット。
父は、名古屋名物ナポリタン!
父はお店のマスターに言いました。
「このナポリタン、美味しいね~!」
マスター:「ありがとうございます。名古屋ではこれが普通ですが、
東京では珍しいみたいですね。」
父:「この味付け、本当に美味しいよ。」
マスター:「ケチャップを使わず、トマトソースと鶏がらスープを使い、
チーズを入れています。
私:「父はナポリタンが大好きなんですよ。」
マスター:「それはよかったです。」

少し静かに食べたのち、

父:「これ、量が多すぎるよ。もう、いらない!」
マスター: (・・?)苦笑いしてました。

私は自分のランチセットを全部食べた後、
半分以上残されたナポリタンを
おなかに詰め込むことにしました。
ふうぅ~。

母も手伝い、なんとか美味しいナポリタンのお皿を殻にしました。

取っ手付きの鉄の平らな器に入ったナポリタンです。
とても濃いナポリタンで、美味しかったです。

2015/10/11 15:09 別宮の月夜見宮

そして、宿泊施設は鳥羽へ。



2015/10/11 16:01 鳥羽駅

鳥羽の駅からバスで10分だったね。
そうだね~。

鳥羽のホテルに着き、フロントの方が言いました。

「本日は、申し訳ございませんが、
お部屋のタイプをグレードアップさせて頂きました。」



目の前が海で、とても広いお部屋でした。

普段全く歩かない父は、よく歩きました。



翌日。
晴天な気配。

私は、晴れ女です。
自分でよく言っています。
2015/10/12 5:28 鳥羽
部屋から見えるあの島が菅島かな。その先の向こうに見えるのが、神島だったかな。
2015/10/12 5:40 鳥羽
2015/10/12 8:09 鳥羽
昨日が雨からスタートして、
今日は晴れからスタート。

これは、両親ともども、認めました。

前日は夜9時前にみんなで布団に入り、
私はのどが乾いて、乾いて、何度も目が覚めました。

何年も前のなつかしい職場の上司と今の職場の仲間が
なぜか一緒に夢に登場、同じ宴会会場にいます。
「なんで、Tomokoさんがここにいるの~?」
と酔っ払いっているその仲間は私を見て、びっくり。

私は4時半から完全に目が覚めて、
みんなで朝風呂も行き、
良いスタートです。



2015/10/12 9:36 内宮
そして、いよいよ内宮へ到着。

2015/10/12 9:43 内宮 橋を渡ったところ
父は、よく歩いています。
緑がきれいで、水もきれい。


2015/10/12 9:51 内宮

2015/10/12 9:52 内宮
2015/10/12 9:46 内宮
なぜか目を引く松。きれい。

2015/10/12 9:55 内宮
川の中には、お賽銭を入れないでくださいって。
2015/10/12 10:02 内宮
2015/10/12 10:03 内宮
2015/10/12 10:05 内宮
日本の木がいっぱい。
天照大御神(アマテラスオオミカミ)らしい?
太陽が空にはっきりとあります。


2015/10/12 10:09
ここが、内宮の御正宮。

手を合わせるところにかかっている白い薄い布がふわぁ~っと静かに風で揺らいでいたのが印象的でした。

きれいな木。


別の木。
木に小さい葉やコケがかわいい♡
2015/10/12 10:22 荒祭宮
2015/10/12 10:23
 荒祭宮
問題は、荒祭宮(あらまつりのみや)に並んだ時のこと。
お賽銭を上げるため、たくさんの人が列を作っていました。
ここでは、カメラは大丈夫な場所です。
ところが、私がパチパチ緑の光をカメラに収めていると、
後ろに並んでいたおじさんが一緒に並んでいるそのおじさんの家族に大きな声で言いました。
「ここは、カメラだめなんじゃないのぉ~?」
それは明らかに私に聞こえるようにです。

私は、事前にカメラがダメな場所、大丈夫なところを注意していました。

それでも、そういう強迫的な大きな声に私は全身が凍りついたようになってしまいました。
いや、大丈夫。昨日も外宮の多賀宮のところに警備員さんがいて、
大丈夫だった。今も私の目の前の人はずっとシャッターを切っている。
ダメなところは、御正宮のところだけ。

ここもそこと同じ扱いのはずだけど??

それから私は、モジモジモードに入ってしまいました。

とても屋根の上で美しく輝く葉を発見!!
写真を撮りたくても、変な意識が働いて、全くカメラのシャッターが切れません。
うわぁ~、きれい。あぁ~、どーして、ダメなの????
大丈夫。あぁ、でも後ろのおじさんの声が響く。。

そして、お賽銭ができる場所まで来ました。
あぁ~、さっきの緑、とってもきれいだったぁ~。

住所と名前と今日、誕生日の日に両親と一緒にここに来られたこと、

そういうことを一言ずつ手を合わせている時です。

昨日も今日もずっと、どこの宮でも
同じ内容で私は手を合わせていました。

??

左から、右から、後ろから、いろんな人が満員電車の中のように
たくさんの人が私に体当たりしてきます。

な、なんなの??この人たちは!

きっと体当たりしてきている人も
なんなの、この人は?

そういう同じ気持ちだったのかも知れません。

小学低学年の子もぶつかってきています。。。

そして、父は足が痛いからと、
その並んでいた列からここに戻ってくるまでの一部始終を
下の方から見ていたのでした。

「おまえは、遅いんだよ!!」

ここは、内宮です。

神社の中では静かにしましょうとか、
そういうのはどこかに吹き飛んでしまっていました。

私は今、たくさんの人がぶつかってきて、とても困惑した
気持ちで歩いてきて、突然言葉を浴びせられ、
何をどう整理したらよいかわかりませんでした。

今、住所と名前とここに誕生日の日に来られて感謝していますと
伝えていただけなんだよ。

どうしてそんなに怒っているの?

「みんな、迷惑していただろう!」

私もその言われた勢いで、言い返してしまいました。

「ここまで来て、並ばないでただ見てて、遅いなんて言う資格があるの?」

それから、とても険悪な空気に包まれてしまいました。


カメラが使えた場所で、他人の言葉で、止めてしまった自分の行動。

そして、感謝を伝えていたその行為が
他人の目にはただの邪魔者だった。。

私は自分の言葉でキチンとおじさんにここは、大丈夫な場所なんですよ。

とか、
遅いと思われても、あら、失礼!とか
笑顔で切り返せばなんてことないはず。

怒りは通り過ぎて、いろんな悔しさや悲しさで
私はお茶が飲める休憩室で号泣してしまいました。

母は、子供みたいに泣くのは止めなさい。
と言っていました。

2015/10/12 10:57 内宮 橋の上から見えた
2015/10/12 10:59 内宮
2015/10/12 10:59 内宮の空


結局、なんで泣いていたのかは、誰も知りません。

けれども、おはらい町を歩き、
無料チケットでお茶を頂き、
おかげ横丁までやってきて、
うどんを食べ、おはやしを観て、
最後にくずきりを食べて、
なんとか無事に3人で切り抜けることができました。

2015/10/12 おはらい町

お茶とお菓子、ありがとう。
この時はまだ、岩戸屋さんが有名だとは知らなかった。。
美味しかったです。

ここが赤福の本店ね~。
橋の方まで、長蛇の列がとぎれません!

おなかもすいて、席もちょうど空いていたので、
ここで急遽、食べることにした。

おなかがすいて、すぐに混ぜていました(笑)
おいしかったぁ~。
注文してから、すぐに番号を呼ばれる。

2015/10/12 12:30

どこかに入ろうと、見つけた甘味屋さん。
父の大好物、くずきり発見。このお店に入ろう。
すばらしい景色と一緒に。
目からも美味しい。くずきりも美味しい。

母は、昔、親戚の家にこういうタンスがあったと懐かしんでいた。

赤福は小分けが2個入りね。
でも、お土産には人数が多くて、予算が。。
一つずつ小分けしていて、かさばらなくて、、
そういうお土産を見つけるのは、意外と大変でした。

おはらい町を歩き始めた時に、すれ違った人が言っていたのを思い出しました。
「お土産は、岩戸屋にする。」
とたくさんの買い物袋を持っているところから察すると、
彼女もお土産を探して、たくさん歩いて戻ってきた様子。

仕事場は休憩時間もシフトもみな、それぞれ違うし、
席にもいるかいないかわからない。
そういう職場もあるので、なかなかひとつの箱から皆でどうぞという、
それはそれで、赤福を分け合える環境があるのは、
またとても恵まれている環境なのかも。

2015/10/12 13:57 伊勢市駅
私もいろいろ見て、鳥羽で見た、ゴーフレットを買っておけばよかったのか。
岩戸屋のお菓子にするか、
いろいろ悩んで、結局、箱の水彩画の絵がきれいだった伊勢参道というのに
してみました。
ゴーフレットもまた駅で販売していたので買えました。
どちらも美味しかったです。


2015/10/12 14:01 伊勢市

2015/10/12 14:44

岩戸餅も有名なのね~

絵が描かれた電車



電車は時刻通りに動き、
なにも事故はなく、
だれもけがもしなくて、
日本のへそ、
世界のへそとまで言われている、
その神様の場所に
誕生日の日に居合わせることができたのが、
とても私は嬉しかった。


「名古屋は味噌カツだ」と父がこっそり売店で買っていた。
母と私で分けなさいと。
2015/10/12 15:32 電車の中から
向こうの雲。渦巻いている。

名古屋駅で新幹線を待っているときに
もう一度、伊勢神宮の本を読みなおしました。

二拝二拍手一拝の作法ということころを読みました。
”御神前が混雑しているときや、お祈りを長くしたいときは
二拝二拍手一拝をして、端によってからお祈りをしましょう。”
とありました。

もし、ボランティアガイドさんが一緒だったらなぁ、
なにかアドバイスがあったかも。。
でも、あれは混雑していた。
住所と氏名とかそういうのは、お祈りをすることに入るのかな。。
私がいけなかったのかな。。
ここに書いてあった。
けれど、私は立っている時間が長かったんだ。。

旅行の計画当初、
私はガイドをつけたかった。
父もガイドをつけたかった。
母は、家族以外の知らない人と一緒にいるのが嫌だと言った。
父の歩く速度にはガイドさんはいらないとか、
何か言うごとに嫌だ嫌だとガイドさんを毛嫌いしていた。。

当日、あと20分で無料ガイドさんがくる時間だけど?と父に相談したら、
いらない!という返事に変わってしまっていた。

2人を認めた私だから、しょうがない。

伊勢神宮だから、いい気があり、
すがすがしくいられるのは当たり前だと思いこんでいたけれど、
全国からいろんな人が集まっているから、
いろんな感情も集まっている場所でもあるのよね。。

あぁ、、なんていうこの複雑な感情。
自分ではない、要らないものがいっぱい入ってきたしまった感じ。
これからは、払い除けるようにしなきゃ!

伊勢神宮の神様を調べ始めると、
実はこちらの神様が内宮よりも偉い神様とか、

いやいや、ここの外宮の中でも、多賀宮(たかのみや)が一番の神様とか、
キリストが祭られているとか!?

いろんな説があるようです。

私自信も、こちらに出向くことが決まってからは、
いろいろな日本の神様のことを
自分なりに勉強したつもりです。

人の言い伝えは、比喩も入るでしょうし、
書き換えもあるでしょう。

自分は何を信じるか?

とても大切なことですね。


誕生日の日に
内宮のそれも荒祭宮の敷地内で起きたこと。
自分なりに思いました。

何があっても動じるな。
自分を信じること。

自分が信じてしている行動にどんなことがあっても
屈するな。

そういう訓練の一部だったのかな、と思います。

人に左右されるより、
自分自身を作用しよう。

雁字搦め(がんじがらめ)でいるよりも、
いろんなものを解きほぐして、
自分自身だけは、心の中からゆったりとしよう。

そうして、いいんじゃないの?

だからといって、頭の中をガチガチに自分の考えでいっぱいにすると、
それはまた思い煮詰まってしまう。

ゆるやかに柔軟に動ける私でいたいです。

妹はおじさんの一言についてこう言っていました。
「そういうことを言う人もいるの。
そういう人もいるんだなぁって。それだけ。」

私は、聞き流すことができるようにもなろう。


始めよければ、すべてよし。

そういう言葉もあるね。


旅行から戻り、2日目の夜からは何もしたくないモードに入りました。

3日目、4日目と会社をお休みに。全く身体が動かず、ずっと寝ていました。
5連休となってしまいました。

会社の方々、旅行開けのお休みご迷惑おかけしましたが、ありがとう。


今回の旅行に誘ってくださった、
お父さん、お母さんありがとう。

ありがとう。