2014/9/21 4回目 できた。 |
1回目
じゃっ、この手を描いてみましょっか。
え~?
この角度~!?
ちょうど、ゴイサギを描き終えて、
私が座っている目線の向こうに
石工(せっこう)の手がありました。
この角度から??
でも、あえてこの角度。
戸惑いました。
親指は見えなし、
いったい、この手の下は何なの?
指の太さは、太いのか、
細いのか、
全く、よくわからない。
描いてみたい角度からは、他の人が座っているので、
反対側のこちら側から描くのが、
今の私には自然な流れなのです。
手だけではなく、
何か手の下にあるのです。
しばらく、考えてしまいました。
でも、時間が経っています。
とにかく描こう。
気持ちが定まらないまま、
なんとか全体を描きました。
ゴイサギを描き終えて、
すぐにその日に手を描き始めて。
なんだかよくわからないままの1回目でした。
2014/8/24 1回目 |
2回目。
消しました。
煉り消しで、全部消しました。
1回目に描いたものは全てが気に入らなくて、
もう一度、白紙に戻しました。
気持ちもすっきりです。
今日からスタート!
2回目だけど、1回目!
2014/9/7 2回目の途中 もう一度、やりなおして、なんとなく輪郭がつかめたところ。 |
すべて、測り直し。
この作業を乗り越えたあとに、
こころ落ち着く時間が待っている。
いったいどうなっているのか
指一本、一本の関係。
この手のしたのものはいったい、何?
この手はどうしたいの?
何をしているの?
「一応、布なんですけれどね。」
先生が布だと教えてくれました。
うーん。
布。布ねぇ。。
あっ、布だわ!
見えました。
布はなんとなくわかっていましたが、
はっきり、布だとわかりました。
自分の中に、そうです、布です、と
ストンとすっきり理解できました。
この4本の指の中で、薬指。
この薬指が布をきゅっと軽く押さえる感じに見えました。
そうです。
この薬指のこの力加減で、
手の内にある布のかたまりが、理解できました。
手前側にある、半島みたいなかたまりが
いったい、なんなのか、全くわかりませんでした。
それが、指先が押さえたその分、
布に曲線が自然にうまれ、流れになっていたのでした。
そう、私は理解しました。
全く、この変な溝は、なんなの?
そんな風に思っていたのが、
やっとです。
見続けることによって、あらっ!
突然、全体が見えてきました。
この楽になったのが、この日、
3時間位経ってからです。
そう見えてきたら、
布の種類は気にならなくなりました。
そう、布なのです。
何のためにそこに手があるのかもよくわかりません。
とにかく、石工の手なのです。
2014/9/14 2回目 |
そうと自分が楽な気持ちになってから、
ただ、線をシャシャシャシャーっと
線を引くのが、楽しくなりました。
3回目
2014/9/14 13:39 茅ヶ崎は晴れ。 |
2014/9/14 13:54 電車の中から 西に一緒に動く龍 !? |
人の指なんだけど、
これは石工。
どうも薬指の縦長の形が気になるけど、
そのまま、そのまま。
小指が布の中に埋もれているのか、
隠れているのか。
見たまんまだと、一番指先が光っているみたい。
あやふやのまま、そのまま残すのもいいいみたい。
前回、小指を描こう、小指はどうなってるの~?
と思って、小指を描きたかったけど、
わからないところは、無理に描かなくても、
周りを描いていくことによって、自然とできてくるって、
先生がそう、話していました。
2014/9/14 3回目 |
普段の生活でもそうかもね。
無理に見つけよう、こうしよう、決めると、カラ回り。
何も気に留めてないときは、ある時、自然にあらわれるね!
4回目
2014/9/21 10:20 in Chigasaki |
あとちょっと、もう少し。
黒過ぎず、
白い石工だと意識して。
けっこう、黒くしたけど、
大丈夫でした。
指ばかり、描いていたら、
手首やうでのところの御指摘がありました。
そうだった。。。
全体的に均等に意識を持っていくと、
調和されるというか。
目が見ているところの回数分、
描いているところが生きてくるというか。
目を向けていた時間が少なかったところは、
必ず、あとから修正に入る。
意識全体を均等に持っていくと、
バランスがとれて、そのものが自然に
成り立つことができるという感じかな。
「全体的な理解」
全体的にそのものをとらえる。
そういうことを今回も先生はおっしゃていました。
そういえば、
気功の先生も同じようなことを話していました。
「右に回したら、左も。
上に持っていったら、下におろす。
いつも同じ動きだと、それだけになってしまう。
偏るとそれがクセになってしまう。
突然、動きを止めるのではなく、
自然ととまるところで、身をまかせる。」
まだまだ、手を加えたいところもあるけれど、
今回は、まっ、このへんで終わらせておこう。
そんな、感じで描き終えてみました。
でも、この手はいったい、
何を手にしているのでしょうね~
何をつかんでいるのでしょう?
何をしているのかな?
すでにつかんでいるものは何かな?
それとも手放すところなのかな?
母にデッサンの写真を見せてみました。
手の下のものは何だと思う?
「ふきん」
即答です。
自然の流れ、
ありのままを受け止めよう!
♪ありの~ ままの~(笑)