2016/4/29 浜松町 |
4月29日は金曜日。
この日なら、父は空いている。
他の曜日は、ほぼ通院だから。
母は茅ヶ崎に昨年、文化会館でコーラスラインがあるとわかっていたけど、
その日は木曜日だから、行けないと言っていた。
見つけた。
金曜日なら、行けるでしょう?
2人で行っておいで。
あんたも一緒に行けばいいでしょう?
こういう時にお金を使うものよ。
そうして、私が誘ったはずが、
母に逆に誘われてしまった。
そう、この日はちょうど両親の結婚記念日。
天気は、雨かと心配していたら、晴れました。
おまえの写真を家に貼っておいたら、晴れるかもね。
それだけ私が何か決まった出かける日は、
晴れる確率が
とても高いみたいです。
でもこれは、一緒に出掛ける人との相性もあるかも
知れません。
なんかあの人と会う約束をした日は必ず雨とか、
朝は雨だけど、途中で晴れるとか。
いろんなパターンがあって面白いです。
私にとってはいつもの浜松町の駅。
平日の朝と夜に利用している駅。
今日は、休日の明るい時間に利用。
ほらほら、こっち。
あそこ。ほら、東京タワーが見えるでしょう。
そう、改札を出て、すぐに見える場所があります。
あら、本当だ。
開場の時間より2時間前に着きました。
ここに入ってみようよ。
母は好奇心旺盛です。
ここは、テレビで徳光さんがちょっと入って、すぐ出たんだよ。
そういう徳光さんが出演しているテレビ番組があるそうです。
旧芝離宮恩賜庭園です。
入場料150円。65歳以上は70円です。
入ってみたら、ちょうど、藤が咲いていました。
カメも甲羅干ししています。
亀 |
鯉 中島の西湖の堤のところ |
2016/4/29 10:39 藤 |
風が強くて、寒かった~。
母は一度、ここに来てみたかったといい、
私も気になっていたから、ちょうどよかったです。
2016/4/29 10:33 旧芝離宮恩賜庭園の松 |
この庭園から
近代ビル、モノレール、いろんなものが重なって見えます。
私は、いつもは増上寺の方向へ歩くけど、
今日は、いつもと反対側。
一度、劇場の場所まで行きました。
時間はまだまだある。
2016/4/29 11:00 公園のマスト |
竹芝ふ頭公園まで足を伸ばしました。
大きな船がある!?
と思ったら、マストだけ?
結構、がっかりしました。
2016/4/29 11:02 |
大島の人はみんなここに着いたんだよ。
以前、大噴火のとき、ここに船が着いたそうです。
面白い中華料理屋さんでお昼を食べ、
開場の40分前に劇場敷地内のカフェへ。
その場所からは、短い間隔でサーッと通って行く
モノレールが何度も見られます。
すぐ隣の劇場はライオンキングの劇場だからか、
入り口前は親子連れがたくさんいます。
私がコーラスラインを初めて目にしたのは、
多分、世にVHSビデオが普及しだした頃です。
テレビで放送した映画を録画して、何度か見た記憶があります。
小学生の頃です。
その頃は、ストーリーは全然わかっていませんでした。
ただ、ダンスをしている人たちがたくさんいるなぁ~。
で、金色の衣装で、足を揃えて踊って、
そういう印象でしかなかった。
最近になって、
ドキュメンタリー映画で
「ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢」
というのを見てみました。
そこには世界中のダンサーがオーディションを受け、
最後に本当のコーラスラインのメンバーになるまでの
いろんな流れ、そのミュージカルの誕生する過程とか
いろいろな角度からの構成の内容でした。
その中に日本人の人が実際に舞台に立つまでの様子もあって、
同じ日本人として、とてもうれしく思ったり。
2016/4/29 12:31 開場すぐ 劇場の中はブドウの模様。 席は2階の一番前の列がとれた。 |
私はこのドキュメンタリー映画を事前に見ていたからだと思う。
実際に舞台でのコーラスラインを観て
大感動だった。
右目、左目。
左の鼻から。
首まで涙、涙、涙。
何本もわき水が岩を伝っていくように
ずーと途切れることなく、流れ続けていた。
もし、見てなかったら、とても退屈していたかもしれない。
実際、母は映画版は2回くらい見たことあると話していて、
舞台で誰かがセリフを話しているとき、少し居眠りをしていた。
最初の方、退屈だったって。
反対に父は、
舞台で繰り広げられているセリフに、
いいタイミングで、
「そうかぁ~。」
と大きな声を出して、うなずいていた。
笑いを誘うセリフだったから、
ちょうどよかったのかもしれない。
素直に舞台に反応していた父は、
観終わったあと、本当によかった、
元気をもらった、
来てよかったと言っていた。
私もここに来られて、よかった。
劇場の外に出た時には、
すっかり青空になっていた。
晴れたね~!
ほら、あそこに見える黒いのが、
増上寺の屋根、
見える?
母は、もっと東京見物したかったみたいだけど、
父は、すぐ帰るって。
そのまま茅ヶ崎に戻って、
駅ビルでトンカツをみんなで食べ、
ビールを飲み、
なんて、平和な一日でした。
父は本当に舞台から元気をもらった様子。
演出家っていうのは、知りたいんだよな。
その役者が本当はどういう人なのかって。
そこを引き出すのが、難しいんだろうな。
今まで何のミュージカル観たかな?
キャッツでしょ?
加賀丈史のだよ。(レ・ミゼラブルのこと)
あと、
屋根の上のバイオリン弾きでしょ。
あの西田俊之はよかった~。
おぉ、マンマミーアは2回観たぞ!
映画館でも見た。
ウィキッド、
シスター・アクト。
で、コーラスライン。
父はちょこちょこと観てます。
うちは不思議と、
家族全員で揃って舞台を観に行ったことがないです。
母と妹、
父と妹、
母と妹と私。
妹と私。
父と母。
母と父と私。
どういうわけか、そういう組み合わせなのです。
じゃぁ、全員がみんな同じのをみたことがあるかというと、
そうでもない。
映画館には4人揃って行って観たものがあります。
ライオンキングです。
今度は舞台のライオンキングを家族全員で観られる日がくると
いいなぁ。
私には結婚記念日は、
自分自身にはピンとこないけど、
両親が出会ったから、
こんな風に毎日、
生活できているんだなぁって。
だから、こうして、舞台を観ると
また生きようって、
そう思えるのって、
本当に素敵だと思う。
すばらしい一日だった。
どうもありがとう。
2007年のトニー賞授賞式のパフォーマンス コーラスラインです。