黄金の龍

Golden Dragon



『2013年。
テーマは「はじける」
~「私」を超えて~

揺すぶられ、打ち震え
「私」という殻が見事に割れる
「はじける」
実から種子が飛び出すように
ひたすらに、待っていたその瞬間(とき)

暗雲をつき破り、いでしは、黄金の龍
自在に光をまき散らし
おのがいのちのきらめきで
おのが姿を映し出す
生きる力をつかみだし
太古の夢を呼び覚まし
「我」はいずこへか消え去って、
スパークするのは、これぞ魂


(草場一壽先生の言葉より)』







私は、鶴見に行ったことがなく、
なんだか不安な町というよくわからない
うえつけの記憶がありました。

そんなことはなかった。
とても綺麗な駅で、
CIALもあり、
整備された駅前でした。
そっか、たしか横浜から移ったのが、ここだったのね!


そのうち、東京のギャラリーで見ようと安易に考えていて。



でも、なぜか、今日いかなきゃと、
閉館時間の40分前にたどり着けました。


茅ヶ崎駅についたときに定期券を忘れたことに気がつき、
歩いて家に戻り、
また駅についたとき、
今度は、取りに戻った定期券が見つからず、
結局、ふつうにキップを買うという方法で
電車にのりました。


(そして、翌朝。
着ていったジャケットの2重ポケットの内側に定期券発見!!)

これは、どういう意味かな?



入場が無料、定期で無料。
そんなことが頭を優先していたのは確か。



それよりも、私は、昨年の「虹色の龍」も大作だと思っていたので、
まさか、その上の「黄金の龍」が作成されていたなんて。

とても会いたかったのは確かです。


行ってよかったです。




私は、龍の頭の上に線が入っているのが、
とても計算された位置にあるような、
さすが、この線も計算しているのかな。

しばらく眺めて~


ギャラリーの方に
話しかけてみました。


「あの~、真ん中に線が一本入っていますね。」

「えぇ、皆さん質問されますよ。
あれは、当初の予定では線が入っていなかったんです。」

??

「電気窯で焼いているんですけども、ちょうど窯に入れている時に、
カミナリが落ちまして。」


カミナリ?

あの線の色といい、頭の真ん中を通っている
あの線はカミナリ?


「そのカミナリが落ちて、停電になったんです。
それで、窯の温度が下がりまして。
窯から出してみたら、亀裂が入っていたんです。


!?





なんて、素晴らしい!

宇宙のエネルギーというか、偶然?

にしても、完璧なラインになっている。





「その亀裂に金を埋める手法で仕上げました。」




ちょうど作成していた時期は、天候が不安定な昨年の
9月が10月かその頃だったそうです。




私は、本当にこの世の中、
よくできたものだと、感心してしまいました。


鼻の先から鼻頭の線を通って、
目の真ん中も通って、
第3の目も通って、
頭上を走っています。

金色の線。


爆発は、音速よりも早いエネルギーだとか、
孔子のタオのこととか、
ニュージーランドの龍や
日本の龍の話、

そして、龍と人間との関連するお話、
いろんな舞いのこと、

この黄金の龍をちょっと見ようと来てみたら、
いろんな分野の話が広がっていきました。




「新作は、東京のギャラリーには行かないんです。
全国をまわりますから。」


今日、だったんだ~。
今、だったんだ~、私がここにいるのは。




なんて有意義な時間。


節分の日に

虹色の龍にも会えた。


そして、引いてみた観音力(かんのんりき)カードは、花音(カノン)。

以前にも会場で引いたカードが、花音でした。


嬉しい。


日本映画にも虹色の龍は、キャスト?として
壁に出演しているそうです。

ストロベリーナイトという映画で、
撮影風景の写真も見せていただきました。

すごいです!
会場の壁にあるよりも、
写真の中の「虹色の龍」や黒い龍「畏敬」などが
光っている気がします。


監督さんは、陶彩画(とうさいが)が
出演者の方に完全に隠れてしまうことがないように、
作品に配慮して撮影をすすめたそうです。


太陽光での虹色の龍は、ギャラリーの中とは、
まったく違う光を放っていました!






私も太陽光で見てみたいです。


陶彩画が映画に登場するなんて、
素敵なことですね。




いつか、佐賀のギャラリーにも行ってみたいです。



そして、寝る前に引いてみました。
観音力カード。


!!

また花音ちゃんでした。

ありがとう、花音。



ありがとう、鶴見。

ありがとう、お話しして下さった方々。


ありがとう、黄金の龍!


17 花音(かのん)